総合型選抜(旧AO入試)受験したいけど…
どこを見てるんだろう?落ちる人の特徴はあるのかな?合確率は?
そこで今回は
この記事でわかること
- 総合型選抜(旧AO入試)は落ちる入試?
- 全国の平均データ
- どんな人が落ちる?
- 対策は?
について紹介します。
夫が大学の入試関連の仕事をしていた経験があったので(入試制度設計・合格判定も携わっていた)夫に協力してもらいながらこの記事は作成しました
総合型選抜(AO入試)はずばり落ちる!不合格多い?落ちる確率は?合格率はどのくらい?
大学によりますが、他の入試より合格率は高いことが多いです。ただ難易度が上がってきている大学もあります。
正直昔のAO入試時代は、合格率の高い入試でした。
AO入試は大学側からすれば、入試制度として用意しておきつつ(文科省の要請に応えつつ)、多くの定員枠を振り分けることはしませんでした。
定員管理の調整としての役割があった大学も多かったと思います。
しかし、総合型選抜になり、評価方法が変わったり、定員枠を増やしたり、入試の認知も進んだこともあり受験者が増えました。
そのため以前より難しくなってきた大学も増えているのが事実です。
決して総合型選抜(AO入試)だから簡単という認識は持たない方がいいです。
しっかり対策をしないと「落ちる入試」へと変わってきています。
また一般選抜とは入試方法が異なるので、通常のペーパーテストとは違う勉強法が必要になってきます。
中には総合型選抜の方が倍率高い大学もありますが、それでも他の入試制度に比べるとまだ合格率は高い入試といえます。
細かい情報を次に簡単に紹介しておきます。
総合型選抜の推移《志願者数・合格者数(落ちる確率)》
こちらは毎年文科省が公表するデータから抜粋しました。
令和2年度の全国の大学の総合型選抜入試結果です。
全国の平均と思っていただいて結構です。
どうでしょうか。倍率高いと感じますか?低いと感じますか?
これは人によって高いと感じる人もいれば、低いと感じる人もいると思います。
こちらは令和3年度入試ですね。
国立大学が合格者が令和2年度に比べ1000人以上増えています。
そのため倍率も下がっていますね。総合型選抜の定員を増やしたことが影響したと思われます。
公立・私立に関しても志願者・合格者数増えていますが、倍率はほとんど変わっていません。
決して簡単に通る入試ではないですが、他の入試よりは合格可能性も高い入試ということがわかります。
ただ、気になる点としては、総合型選抜の志願者数がたった1年で約36,000人も増えています。
だんだんと総合型選抜の認知が進み受験者数が増えていっていることがわかりますね。
今は大学側も総合型選抜の定員を増やしていっていますが、振り分けられる定員枠にも限界があります。
そのうち倍率が少し変わってくるかもしれません。
総合型選抜(旧AO入試)不合格にならないか心配
とはいえ、不合格にならないか心配ですよね。
総合型選抜(AO入試)の性質を少しみてみましょう。
学校推薦型選抜(指定校・公募)などとは違い、基本的にどの大学も評定など募集条件を多少ゆるくして門戸を広げています。
例えば、100人定員の学科があったとします。
募集定員
☑学校推薦型選抜30名
☑総合型選抜(AO入試)20名
☑一般選抜50名
なぜわざわざ色々な入試形態で募集人員を定めているのでしょうか。
学力特化でペーパーテストができる学生が欲しいのであればもっと一般選抜の定員を増やせばいいのです。
昔は大学もそのような時代がありましたが、今は学力一辺倒だけでなく、多様な人材・能力を持っている学生に入ってきてほしいです。
その多様な人材を集めるには「総合型選抜(AO入試)」が適しているのです。
もっと正確に言えば、毎年文科省が出す大学入学者選抜実施要項(大学入試の基本方針のようなもの)にもこのように書いてあります。
一般選抜のほか,各大学の判断により,入学定員の一部について,以下のような多様な入試方法を工夫することが望ましい。
(1) 総合型選抜
詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせることによって,入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲,目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法。(引用:「令和5年度大学入学者選抜実施要項について」より)
つまり、国としても色々な方法で多様な学生を集めなさいということですね。
このようなこともあり、大学としても学校推薦型選抜や総合型選抜での入学割合を高めていくという方針になってきました。
⇒先程の入試結果をみていただければわかると思います。
国公立大学含め、私立大学も徐々に推薦や総合型の入学定員割合を高めていっています。
そのため昔に比べて総合型選抜の定員枠は広がっているのは事実ですね。
もちろんそれに伴い受験者数も徐々に増えています。
総合型選抜の難易度も徐々に上がっています。
ただ総合型選抜の後にも入試を実施する大学は多いので(一般選抜等)、志望大学の受験チャンスを1回増やせるという意味では受験する価値のある入試です。
また対策と練習で合格可能性を高めていくことができる入試でもあります。
総合型選抜(旧AO入試)で落ちる人の特徴は?どこを見てる?どうすれば逆に受かる?
では総合型選抜で落ちる人の特徴はあるのでしょうか?
あります。
ただ、逆にどういう人を大学は欲しているかを先に伝えておきます。
大学はどこを見てるんでしょうか。
・アドミッションポリシーに適合している学生?
・入試要項に掲載されている事項?
・リーダーシップを発揮できる学生?
もちろん大学によって細かくは違いますが、どれもありえますね。
しかし、おそらくほとんどの大学でこれははずせないです。
ずばり
大学に入っても勉強意欲があるか
です。
もう少し砕いて言えば
ちゃんと大学に通って学ぶか、何を学ぶつもりか
です。
当たり前ですね。
でも当たり前じゃないんです。
というのも大学入学したはいいですが、大学に来なくなる学生もいます。
大学側からすれば、せっかく入学したのであればちゃんと勉強してほしいんですよね。
だから、実はこの当たり前が大事なんです。
そのため「大学に通い続ける気がある!」という心意気で面接に望みましょう。
ここが総合型選抜を受験する上での最低限のラインです。
この心構えがあるだけで回答や雰囲気は変わります。
大学側もこの大前提があった上で、大学に入って何をしたいのか、勉学意欲が強いか、等色々な観点で見ていきます。
総合型選抜(旧AO入試)落ちる人の特徴
総合型選抜に落ちる人の特徴はあります。
いくつかありますが、わかりやすい例を3つだけ紹介します。
前提として総合型選抜は自己表現ができるようになる必要があります。
①コミュニケーションがとれない学生
??
と思う方もいるかもしれません。
実は結構多いんです。
もう少しわかりやすく説明しますね。
☑面接官が質問した意図にちゃんと回答できていない
☑緊張や恥ずかしさのあまり声が出ていない
このような学生さんであれば、残念ながら評価をつけるのは難しくなります。
そもそも自分のことをちゃんと話してもらわないと点数はつけられません。
入試なので、緊張するのはもちろんです。
ただ、自分の意思をちゃんと言えるように練習をちゃんとしておく必要があります。
②回答を丸暗記
先に行っておくと、回答を丸暗記することは、決して悪いことではありません。
個人的には、ちゃんと対策をしてきたんだなと思いますし、入学したい!と強い意思を感じます。
しかし丸暗記だと、回答の落差がすごいんですね。
落差とは何か。
例えば最初「自己紹介をお願します」と面接官から言われます。
元気よく覚えてきた内容で大きな声で自己紹介してくれます。
元気があっていいなと思います。
想定した質問のときはいいんです。
しかし、想定外の質問がきたときに、明らかに声が小さくなったり、歯切れが悪くなってしまいます。
そうなると、最初の元気の良い印象と変わってきます。面接官も人間なので印象は変わります。
大学によっては、例えば回答に1分間しか時間がもらえないこともあります。
しゃべっていても1分がすぎると、回答を打ち切られることもあります。
また大学によっては学生の本質を見たいため、準備しようがない全く想定外の質問をします。
丸暗記が悪いわけではありません。
ある程度はもちろん回答の暗記は大事です。
ただ、想定外の質問にも対応できるようにしておく、練習をしておく必要はあります。
その想定外の質問のときに発する本音を知りたい面接官もいます。
③総合型選抜(旧AO入試)面接以外の試験対策が不十分
大学の総合型選抜ではよく「面接」以外であれば「小論文」が出されるところが多いですね。
実は面接に注力しすぎて、面接以外の対策が不十分な学生も多いです。
大学によって試験科目の配点は違いますが、面接全てで決まるということはほぼありえません。
他の試験科目も点数はちゃんとつけられるのでバランスよく試験科目の対策をしておきましょう。
総合型選抜(旧AO入試)は対策・練習が重要
総合型選抜の難しいところを言えば、通常の学校の授業だけでは対策が難しいというところです。
多くの学校ではペーパーテストに向けた学習が中心となります。
そのため先生と話し合いながら、または自分自身で総合型選抜対策をしていかなければならない難しさがあります。
総合型選抜といえば、「面接」「小論文」が代表的ですよね
しかしどちらも練習次第で十分慣れていきます。
大事なのはどちらも「自己表現」できるようになっておくことです。
そのためちゃんと対策を練って何度も練習をしておきましょう。
時間ある方だけこの先はどうぞ。小話です。
ちなみに大学の面接というのは「学生の欠点を探す」入試ではありません。
獲って食おうというわけではありません。
少なくとも私が知っている面接は、その学生に「どんないいところがあるかな、うちの大学で学んでいけそうかな」と見つけていく入試です(大学によっては減点方式もあるのかもしれませんが…)。
また質問内容も大きく分ければ2つです。
☑自分のことに関する質問
☑自分以外のことに関する質問(時事問題など)
基本的に大学入試の面接は、自分のことに関する質問です。
「大学に入って何をしたいですか」
「高校時代なぜこれを頑張ったんですか」
こういったのは全部自分が答えを持っているんですね。
だから自分のことをよく知ることが大事です。
また時事問題に関しては、先輩の体験記やその学部に関する周辺の知識を得るようにしておきましょう。
その上で自分の考えを持つようにしておきましょう。
これに関しては「知らなければ」答えられないタイプの質問なのでちゃんと勉強しておきましょう。
いずれにしても総合型選抜は以前のAO入試より難易度が上がっている大学も増えているので、準備はしっかりしましょう。
《参考》総合型選抜(AO入試)専門塾に相談するのもあり
(画像引用:ルークス志塾HPより)
項目 | 内容 |
会社名 | Loohcs株式会社 |
所在地 | 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町16-12 桜丘フロントビル 3階(渋谷本校) |
校舎一覧 | 渋谷、新宿代々木、武蔵小杉、三田、池袋、町田、吉祥寺、下北沢、目黒、自由が丘、上野、御茶ノ水・秋葉原、新小岩、柏(千葉)、横浜(神奈川)、青葉台(神奈川)、藤沢、仙台(宮城)、大阪中津(大阪)、京都四条(京都)、西宮北口(兵庫)、名古屋(愛知)、福岡天神(福岡)、沖縄、オンライン |
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まとめ
総合型選抜。
正直これを受験しようと思っているだけすごいと思います。
自己表現ができないといけない入試ですが、それにチャレンジしようとしているその時点で十分すごいです。
一般選抜とは対策が異なりますが、対策と練習をすればするだけ合格可能性が高まる入試です。
頑張ってください!
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少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。